それぞれの人生を歩むこと
今日、ある広告が目に留まりました。
https://www.johas.go.jp/Portals/0/data0/sanpo/topics/180521simakousaku.pdf
↑これ。(電車での広告は違うバージョンでしたが)
がんになっても治療と両立しながら働きたい、という人を
支援する取り組み。
島耕作がこの広告の中で、
「病気の人を働かせていいのか?
治療に専念してもらった方がいいんじゃないのか?」
と言っている。
その気持ちはすごくよくわかる。
わたしだって、身の回りの人が同じ状況になったら
「ゆっくり休んで治療に専念してほしい」と思うだろう。
だがしかし。と、もうひとりのわたしは思うのです。ここからは、休職を経て学んだこと。
↑みたいな考え方は、あくまでわたし(周り)の考え方であって、
尊重すべきは「本人の生き方、考え方だ」ということ。
たとえ病気になっても、仕事をしたい人がいる。
治療に専念したい人もいる。
体調をみながら、バランスを取っていきたい人もいる。
いろんな考え方の人がいる。
わたしみたいに休職をした仲間も、その後の進路は様々で。
元の仕事に戻って頑張っている子もいれば、
部署を変えて会社に残って日々一生懸命やっている子もいるし、
わたしみたいに、転職して新たなチャレンジをしている子もいる。
それぞれの人生を生きている。
実際には、この病気と仕事の両立の場合なら
実務や職場の都合もあるだろうし、
治療や家庭や金銭的なこともあるだろうし。
簡単なことじゃない。
このケースに限らず、いろんな状況があるだろうしね。
でも、今日思ったのは
「この状況だからこうすべきでしょ」
って、誰が決めたのかもわからん前例にのる/のせるんではなくて、
それぞれの望みを全て完璧に叶えることはできなくても、
まずは
「どうしたい?どうやっていきたい?」
を、聞ける人でありたい。
それぞれがそれぞれらしく人生を歩めるよって、わたしの存在を通してそんなことを伝えられたら。そんな大人になれたら。
なんて、ちょっと野望を抱いたりした夜。
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本当にキツイ時、どうしたいのかよくわからなくなってしまうこともあるよなあ。ま、そんな時は休むに限るね