結愛ちゃんのこと
このニュース、胸が痛い。
たった5歳の女の子が、こんな文章を書くほど
痛めつけられていたなんて。体も心も…。
どれほど怖くて、辛くて、逃げ出したかっただろう。
「怖くて辛いところからは、全力で逃げていいんだよ」って
誰も結愛ちゃんに教えてあげることができなかった。
誰も手を差し伸べてあげることができなかった。
子供は、自分で環境を変えることができない。
どうしても大人の力に頼らざるをえない。
だからこそ、大人は、その力を正しく子供に使ってあげないといけない。
育てられないなら産まないで・・・。
育てられないと気づいたなら、せめて、大切に育ててくれる他の人に託して・・・。
わたしの曽祖父は、もう亡くなっているけれど、いわゆる「捨て子」だったそうだ。
だから本当の親も、本当の名前も誰も知らない。
でも、見つかった時、大事に包まれていたらしい。拾ってくれた育ての親にも大事に育てられ、わたしの大好きな祖母をこの世に送り出してくれた。
生みの親がもし曽祖父を育ての親に繋いでくれなかったら、祖母も、母も、わたしも、
この世にはいない。
きっと曽祖父にとっては色んな思いがあっただろうけど、
わたしは、どちらにも感謝したい(4人のひいひいおじいさんとひいひいおばあさんありがとう)。
少し話が逸れてしまったけれど。
自分の子供の命は、親のものではない。理不尽に安心を奪う権利もない。
この子の命はこの子のものだ。
だから、その命が安心して大きくなるために、
そのためだけに大人は力を使わなくてはいけない。
この事件を親や児童相談所だけのせいにしてはいけない。
満員電車には今日も乗り切れないほど大人が乗っているのに、誰ひとり結愛ちゃんを助けることができなかった。
わたしだってその一人だ。
怖い思いをさせてしまう前に、どこかで助けてあげることができなかったものか。
胸が痛いよ。助けてあげられなくてごめんなさい。
もう、理不尽に辛い思いをする子供を出したくない。
戦争もせず平和なはずの日本なのに、こんな形で子供の命が奪われてしまうなんて・・・悲しすぎるよ。
世の中にはこんな取り組みもあるようです。
寄付もできるようなので、わたしも何かの形で手伝いたいな。
他にも何かできることがないか、考えてみます。
もし何かご存知の方がいらっしゃったら、教えて欲しいです。